なくて七癖。

タオル地が好きな猫さんの話はよく聞きますし、
実際、沢山いるんだろうと思います。
かくいうウチの猫ズもタオル大好きです。

特にお嬢。

癖……とはちょっと違うのかもしれませんが、
お嬢はうちにやって来てすぐの頃から、タオルケットに『母』を見たのか
恍惚状態で擦り寄ってお乳を探し、「ちゅちゅちゅちゅ」音を立ててしゃぶるのです。

ある日、若とお嬢が同じ布団の上で寝ていた時のこと。
突然お嬢の妄想ミルクタイムが始まり、背中合わせで寝ていた若がビックリ。
肩越しに振り返り、不思議そうに彼女を見つめていました。（若干引き気味）

――その後。
今度は、私とお嬢が同じ布団で寝ていた時のこと。
枕元にもそもそとやって来た若。
…実は彼にも独特な癖というか行動がありまして――
人間の額や髪を、自らの毛繕いの要領でべろんべろんと……うわぁああ！
（飛び起きます流石に。洗髪します。流石に！）

いつもの事なのでいちいち悲鳴上げたりはしませんが、この時、
お嬢も理解不能といった面持ちで若の行動を見つめていました。

謎行動はお互い様ですな。

ちなみに、姐御には他二匹ほど不思議な行動というのはありません。
夏季限定で、狩りの獲物がキュウリになるというのがありますが
（得意げな「捕ったどー」の鳴声が妙に可笑しい）
他は、毎朝決まった時間に母を起こしに行くとか、自ら昇った棚の上から
自力で降りるのを嫌がり、父を呼びつけて踏み台にするとか、それくらいで、
彼女の食の好みほど変わった点はない、ごく普通の猫です。



↑の写真は上の流れとは何ら関係ないですが…

若の牙。
普通の状態でコレ。

常々、「むいっ」と口噤んだお嬢の寝顔が、なーんかオモロイと思ってたら、
こーいう若の顔を見慣れていたからなんだなと気付きました。
牙が見えない分、お嬢は間が抜けて見えるというか。
ちなみに、若ほどじゃないけど姐御も牙の先っちょは見えてる事多し。

フジの歯も生え変わったら立派になるのか、はたまた和猫と洋猫の血の差なのか…？